市場の予想機能が自己実現させる

市場が会社に大きな影響を与える

 

市場というのは最も優れた将来予想の場である。

 

しかしこれには心に留めておかなければいかないことがある。

 

それは

市場の予想がある程度自己実現力がある

ということだ。

 

例えばある企業が経営不振に陥ってしまい、株価が下落したとする。

 

すると経営不振の噂は広まり、さらに株価は下落する。

 

この噂が仮に真実でなかったとしても、

この市場の動きを見た取引先は危機感を感じて取引を控えるかもしれない。

また金融機関も融資を渋ったり、貸してくれなくなるかもしれない。

 

なぜなら市場がこれだけ反応してきるので、自分たちが思っている以上に企業経営が悪いかもしれないと疑心暗鬼に陥るからだ。

 

そのため取引は止まり、利益をあげられず、資金の調達もできないために本当に倒産してしまう。

結果だけを見れば市場の予想機能は正しかったことになる。

 

このようにして自分たちの会社が潰されてしまえば、会社関係者はきっと市場によって潰されたと思い、強い反感を持つはずだ。

 

しかし市場というのは

企業の成長を促し、健全に成長させてくれる場でもあるため良い面も悪い面きちんと議論する必要がある。

 

そもそも市場によって自分たちの会社が潰されてしまわないように日頃からきちんと健全な経営を営み、

オープンで積極的な情報開示をすることで変な噂話を広げることを防ぎ、

変な噂話に市場が動き、悪影響を受けることは防げるはずである。

 

この場合では表面的に見れば市場の将来予想は予想が原因で会社は潰れることが実現してしまったように言えるが、

実は予想が当たったとは言えない面があるということに注意しなくてはいけない!

つまり自分たちのせいで会社を潰してしまったことに氣付かなくなってしまうので注意しなくてはいけない!

 

 

 

まとめ

・市場の予想機能はある程度自己実現力を持

 っている

・市場の影響は実現するかもしれないが、

 日頃から影響を受けないような取り組みを

 きちんとしなくてはいけない。

・市場は現実よりも良くも悪くも反映させることが大いにある。