株価が実体経済の先を行く

市場は将来予想の場

 

金融市場というのは実体経済の先行きを写し出す鏡のようなものだ。

 

だから今後景氣がどのようになるかを把握したければ金融市場に目を向けることが1番効率的である。

 

 

ここで雇用統計と株価の関係をみてみることにする。

 

雇用統計というのは景氣をの状況を迅速に汲み取り反映しやすく非常に重要な指標である。

雇用があるまたは雇用が安定するということは私たちの消費活動が円滑に行われるために必要不可欠なことだからだ!

 

 

その雇用統計よりも早い段階で動くのが

株価である。

 

株価が上がることがあれば

その後雇用統計は増加する可能性が高く、

株価が下がることが

あればその後雇用統計は減少する可能性が高くなる可能性がある

 

これが市場の予想機能なのだ。

 

 

株価は景氣のピーク前に下がり始める。

また景氣のボトム少し手前で上がり始めるという性質がある。

 

これだけ聞くも市場の予想機能は万能に思えるかもしれないが必ずしも予想が当たるとは限らない。

 

しかしだからと言って優れていないと言うわけではない。

 

この市場の予想機能は統計が出てから反応するのではなく、

統計が出る前から予想に基づいて動き出す。

つまり市場とは実体経済の現状を示しているのではなく、

経済の将来の予想によって動き出すのだ。

 

まとめ

・金融市場は実体経済の予想機能

・株価は景氣の波よりも先に動き出す