GDPを分解して理解してみる

GDPは生産、分配、支出に分けられる

 

一般的にGDPは国民総生産である

 

なんて意味なんてなんとなく

ぼんやりとしかわからない感じだと思います

 

しかしGDPは日本と世界との比較や

 

日本の景気の流れを知る上で非常に重要になってきます

 

そこで今回はGDPについてと

GDPを深掘りしていき

分解までしてみましょう!

 

GDPとは国内総生産(Gross Domestic Products)のことであり

国内で生産された付加価値の合計のことです

 

付加価値は生産活動(労働)によって

新たに生み出された価値である

 

ちなみに賃金や利潤というのはこの付加価値によって生み出されているので

 

GDPは個人の所得や企業の利益などの合計したものに等しい

 

<分配>GDP=国内総所得(雇用者所得+企業利益等+間接税等)

 

生み出された価値は全て

消費されたり

資本化され支出の対象になります

 

だから

GDP

民間消費、住宅投資、設備投資、政府支出、輸出入などの各需要項目振り分けられます

 

<支出>GDP=民間消費+設備投資+住宅投資+政府支出+輸出ー輸入

 

 

支出面でのGDPの構成要素のなかで一番割合が高いのは民間消費である

 

民間の消費が大きく伸びたり、あるいは落ち込んだりすれば

 

経済全体にも大きな影響を与え

最終的には好景氣や不景氣に結び付けられてしまう

 

ただし民間消費というのは

他の需要項目に比べると極端に増減することが少ないので比較的安定しているのです

 

これに対して住宅投資、設備投資、輸出入

 

景気の波に合わせて比較的大きく動きます

 

よって景氣動向に与える影響は大きく

時に景氣の牽引役になったり、ブレーキ役にもなりして

 

景氣の先行きを決定する要因になる

 

政府支出は近年政府の債務膨張によって大きく増減させることが難しくなっています

 

傾向として不景氣の時に経済対策で支出が膨らみやすいことです

一方好景氣の時は財政の立て直しのため支出が絞られます

なので景氣とは逆の動きになりやすい

 

よって景気の波を平坦化して安定させる機能があると言えるのだ

 

 

今回はGDPの用語の理解と需要項目に分解して深掘りしてきました!

 

GDPは非常に重要な部分であり、経済はもちろん株や為替にも影響を与えるので

理解しなければいけないところです

それくらい重要な箇所なのでまた今度詳しくやっていきたいと思います

 

まとめ

GDPは国内で作られた付加価値の合計である

GDPは生産分野、分配分野、支出分野に分けられる

・特に経済と深く関わるのが支出についてであり、それぞれの需要項目の理解が経済の

 先行きを把握する上で重要となる