IT企業はなぜ儲かるのか?
IT企業は設備投資型と卸売業のいいとこ取り
IT企業の大きな特徴としては利益率が他の業種に比べて高いことが言えます
ではそれはなぜでしょうか?
以前設備投資型の企業と卸売業の特徴を説明してきました
設備投資型は固定費用がかかるがその分ライバルが少なく、損益分岐売上高を越えてしまえば利益が大きくなる
一方で卸売業は固定費はそんなにかからないがその分ライバルは多くなる
そして変動費がかかるので、損益分岐売上高を越えたとしても利益率がそこまで多くならないということでした
今回説明するIT企業はまさに従来の企業の特徴である設備投資型と卸売業のいいとこ取りをしたような特徴があります
つまり固定費はあまりかからず
変動費もかからない
短時間で損益分岐売上高を越えることができ、越えてしまえば利益が非常に高くなる
という反則とでもいうような特徴となっているのです
IT企業の代表が楽天、Yahoo!、サバーエージェントなどがありますが
これらのバランスシート、損益計算書、貸借対照表など見てもらえれば、その特徴が非常によくわかると思います
まずは固定費ですが、基本的にインターネット上で全てを管理して商品を提供するので
設備投資型企業に比べれば非常に少ない費用の固定費しかかからず、参入ハードルは低いと言え初期のコストを抑えられます
次に変動費ですがサービスはネット上を介して提供するのでサーバー代などを除けば
在庫はない
土地代もかからない
保管費用もない
だから変動費はほとんどかかりません
またサービスも一度作ってしまえば最初の開発費以外お金は基本的にかからないので、
多くの顧客に無限に提供できるので利益率が他の業種に比べて非常に高いです
だからこそ短期間で売り上げを伸ばすことができるし、あとはブランド力さえつけば非常に早く大きくすることが可能なのです
最近の発展めざましく、急成長している企業のほとんどがIT企業であることがほとんどです
まだ名の知られていないく、将来有望なIT企業に目をつけることは非常に有効であるとともに
就職などもまだあまり知られていないけれど将来性のある企業を見つけ出せたら
非常に良いのかもしれません
まとめ
・IT企業は設備投資型企業と卸業のいいとこ取り
・IT企業は短期間に急成長する可能性を秘めている
・世界を牛耳っているのは今やIT企業