株価と信用力

株価の安定、もしくは高い状態が信用力が高い

 

株価と企業の信用力には非常に密接な関係があります

 

信用力とは大雑把にいって倒産しないことと言ってもいい

言い換えると安定性と言えます

 

そこでこの関係を紐解くためにまずバランスシートから少し説明していこう!

 

 

企業のバランスシートは左に資産、右に負債と純資産で成り立っている

 

資産というのは負債と純資産に分かれている

 

負債と純資産というのは簡単に言うと借入と株のことである

 

資産は企業がきちんと儲けているか、儲けていないかで増減する

 

企業というのは借入を毎月ある程度同じような額返済に充てることを常としている

 

もし企業が儲かっているのであれば、資産は増加資する

すると企業の株価は増加し、純資産も増加することになる

 

一方で企業が儲かっていないと、毎月の返済に少ない利益が返済に充てられるために、資産は減少する

すると株価は下がり、純資産も下がってしまう

つまり資産の減少は株価の下落につながるのである

 

さらに資産が減ってしまうと、純資産を食い潰してしまうことになる

すると株価の価値がなくなってしまい他の銀行などから借入ができなければ債務超過に陥ってしまう

 

債務超過が一時的であり銀行などから融資が降りた場合債務超過をなんとか免れることができる

しかし資金繰りができなければ債務超過に陥ってしまい、企業は倒産してしまう

 

大雑把に言えば、債務超過と倒産は同意義である

これらから企業の資産という1つのものを借入、株といった2つに分けたものということができ

このことか以下のことが言える

 

1.借入よりも株式で資産をまかなっていれば自己資本比率が高く、倒産の危機も低く信用力が高い

2.株価が高いということは資産が多く純資産も多いということになり信用力が高い.一方で株価が低いということは資産が少なく、純資産も少ない

 ので信用力が低い

3.株価の増減が激しいということは資産の増減も激しいということであり、信用力は低い

 


基本的にはこのような関係が存在するのだが

場合によって株価が過剰に上がったり、異常に下がったりして本来の評価よりも過大過小評価されることもあるので注意が必要である

 

まとめ

・株価が安定して、高いほど信用力が高い

・信用力は株の選定をする上で非常に重要な役割を果たす

・株価だけで安定、不安定を判断することはできない