特別損失、特別利益について
経常利益から当期純利益を出すための調整として特別損失、特別利益を使います。
正確には経常利益から特別損失、特別利益を調整した後は税金調整前当期純利益が出るのですが
今回は詳しいことは置いておいて、特別損失、特別利益について説明します
なんとなくイメージでは
何が普通じゃない、イレギュラーなことで
利益が出たら、損失が出ることのようですが
まさにその通りで
一過性の利益、損失と考えていただければ結構です
例えば企業が保有している工場、土地などの資産を売却して高く売れれば利益になるし
買った時より安く売却したならば損失になる
というような経常的(常に起こること)ではなくて、その時のみ何か特別なことが起きたときに生じる利益、損失となっています。
時々ある年度の利益が異常に高かったりするときは実力で利益を上げたのではなく
特別利益によって利益を上げている可能性が
あることも考慮しなくてはいけません
一過性に株価を上げたいがために資産を売却して見かけ上利益を上げているようにカモフラージュする経営者も中にはいるからです。
なんで利益がこんなに上がっているのか
突き詰めて考えることは銘柄選択する上で
非常に重要になってきます。
まとめ
・特別損失、特別利益は一過性のイベントで生
じた損失または利益
・急激な利益の増加の原因が特別利益の場合は
注意が必要
・見かけ上業務改善をして利益を上げているよ
うに見せかけることも特別利益を使えばでき
る