CDSが企業倒産を拡大させる

CDSは企業の倒産リスクを取引するものである。1つの企業の倒産がきっかけCDSが有効になり、それが市場に大きな影響を与えることになります。

 


CDSというのはリスク企業の倒産リスクを回避するために使われるので投資家はある企業に投資をしつつ、CDSを活用して、大きな損失をベッジする。

CDSは大きな額の元本を必要とせずに、もし企業が倒産すれば莫大な額のお金が手に入る。

 

補償金を出す側は倒産こそしなければプレミアム料金をずっと得られるのだが、

 

企業が倒産してしまえば.

その莫大な補償金を払わなくてはなりません。

 

今度それが補償する側の資金を圧迫してしまいます。

場合によってはそれが命とりになり補償金する側が倒産してしまうかもしれません。

 

さらにここから複雑になるのですが、その補償金を出す側もさらに

証券化商品などでリスクベッジをしている場合があるので、それを購入した投資家や、銀行にまで影響を及ぼし、市場全体に大きなキズ後を残します。

 


その具体的な例としてあげられるのはアメリカ最大級の保険会社AIGであり、

アメリカ政府の管理下で再建しました。

なぜアメリカ政府に助けられたのかというと、AIGは多くの取引先に対してプロテクションセラーとして取引をしていました。

もしAIGが倒産してしまうと、多くの取引先が補償金を受け取れず、先ゆかなくなり、市場が大混乱に陥ってしまうからである。