営業キャッシュフローがプラスの企業に投資せよ!

投資経験が浅い人や

あまりキャッシュフロー計算書を読まない人は

キャッシュフロー計算書を見ても何を見なければ良いかわからずに混乱すると思います。

 

そこでまず何をみるべきかと言われれば、

営業キャッシュフローをきちんとみて、本業の利益がプラスであるか確認すること

である。

 

なぜ営業キャッシュフローがプラスであることが重要なのかというと3つほど理由があります。

 

 

1つ目は営業キャッシュフローがマイナスということは、その企業の柱である事業で

きちんと利益を出せていないことが明らかであるからです。

あなたが勤めている会社や経営している事業の稼ぎ頭があると思います。

もしそれが稼げないということは利益をきちんと確保できていないことができないことを意味しています。

そんな本業ですらまともに稼ぐ力がない企業に投資をすることは自分のお金が返ってこないことを意味するかも知れません。

もしあなたがお金を貸すならば、きちんと毎月お金の稼ぎがあり少しでも返してくれる可能性のある人に貸したいですよね?

全く働かず、お金の稼ぎのない人に大切なお金を貸そうとは思いませんよね?

それと同じことがこの営業キャッシュフローがプラスであるか、マイナスであるかということになるのです。

 

2つ目は本業で稼げていなければ、負債の返済ができなくなり、最悪の場合、倒産してしまうからです。

 

これも非常に容易に想像ができると思いますが

借金というのはどのように返すかというと、

基本的に自分が本業で儲けたお金から返すのが普通ですよね?

ほかに投資で儲けたお金や、土地、設備を売却することで得たお金で返すということもできるのですが、これには安定的に毎月お金が得られるとは言えません。

もし仮にギャンブル好きの友達がいて、その友達はたまに莫大なお金を儲けることがあったとしてもその人に投資したいと思いませんよね?

先ほどの話に戻るのですが、やはり本業で安定的に稼ぐことができなければ自分の大切なお金を貸したり、投資するということは難しいと考えられます。

 

3つ目は現状維持は愚か、成長を見込める可能性がないために株価は上がりにくいと考えられるからです。

 

株価が上がる時というのはきちんと利益を上げているかまたは有利子負債を返済できていることが重要となります。

この2つの条件を満たすためにも

きちんと企業を成長させて、企業自体の価値を高めなくてはいけません。

そのために将来への投資が必要不可欠なのですが、

安定的にフリーキャッシュフローが得られなければ未来への投資はできません。

そのフリーキャッシュフローを稼ぐためにも一時的な投資や土地の利益のお金よりも安定的な本業で稼いだお金が必要不可欠なのです。

 

確かに営業キャッシュフローがマイナスでも良い時というの数は少ないですが確かにあります。

まだ会社を設立して利益を安定して稼ぐことができなかったり

一時的なミスや有事の出来事で今期利益を上手く上げられなかったり

経営者がかなり優秀で将来確実に大きな利益をもたらしてくれるだろうと考えらる時などありますが

やはり本業で稼いでいないということは本来稼げるところで稼げていないに等しいため、基本的にはそのような不安定な企業には注意して投資をすることはやめるべきである。

 

よって営業キャッシュフローは企業も生命線でもあり、最も重要なキャッシュフロー項目でもあるので、投資するならば営業キャッシュフローがプラスの企業を選ぶべきである

 

まとめ

・営業キャッシュフローは企業の本業の稼ぎを数値化したものである

・営業キャッシュフローがプラスでなければ企業の価値を高めることができない

・営業キャッシュフローがマイナスの時でも良い時があるが、基本的にはプラスのものを選んで投資しよう!