人間は本来投資に向いていない

投資の理論構造としては大まかに言ってランダムウォーク理論と行動ファイナンス理論の二つに集約される

 


市場と大部分はランダムウォーク理論から効率的であるので、

 

 

どんな効果的と思われる手法を使ったとしても最終的に同じような結果が出てしまう

 

しかし中にはバフェットのように効率的市場を出し抜いて

 

長期的に見て多くの利益を得ている投資家もいる

 

よって効率的な市場の中に僅かに非効率的な部分が存在していることが言えるのだ

 

このことを行動ファイナンスは示してくれている

 

それでも市場というはほとんどが予測不可能な状態で動いているので

それに立ち向かうには非効率性をついた方法で

長期的に対応していくしか方法はない

 

しかし行動ファイナンスが本来伝えたいことは

 

人は投資には不向きであるということである

 

ということなのである

 

 

どんなに行動ファイナンスを学んで

市場の出し抜こうとしても

 

人間は無意識のうちに本能に飲み込まれ

不合理な判断をしてしまい

辻褄を合わせるために自己正当化をして、自分は間違っていないと判断してしまう

 

さらに自己奉仕バイアスが存在して、成功したのは自分の実力によるもの

失敗は偶然や自分以外の責任にしてしまう。そして成長せず、間違った手法に固執してしまう

このような悪循環にほとんどの投資家は知らないうちにハマってしまい

無駄に資金を消費してしまうのだ

 


このような人間の本能の性質からもバッフェトの言葉である

 

人間は歴史から学ばない生き物だ

 

ということが身に染みて理解できるはずだ

 

 

 

実力というは短期的にはわからない。長期的に見ていく必要がある

そしてその実力というのは人間の本能に逆らうことによって手にすることができるのである

自分の愚かさをして初めて本当の意味での一歩を歩むことができるのだ

 

まとめ

・市場の構造はランダムウォーク理論と行動ファイナンス理論で成り立っていると言える

・行動ファイナンスは人間の心理的な偏りを示しているだけでなく、本来人間は投資に不向きであることを示す

・人間は歴史から学ばない愚かないきもの

・己の愚かさを知って初めて一歩を踏みだせる