エリートでも支配できない市場

市場の機能というのは

 

多種多様な投資家が多数存在して

資金の量

考え方

くせ

熟練度

情報の質、量

 

などあらゆるものが集約され

価格に織り込まれていくという機能がある

 

また市場というのは時々大きく間違えてしまう

例えば

リーマンショック

サブプライム

東北地震など

 

市場の予想を超えて大きく価格を下げて

市場をパニックに追い込むことがある

 

だから市場というのは細いメンテナンスが必要で

常に完璧はなく、改善し続けなくてはいけないものである

 

そこでもし仮に市場の仕組み大多数で決めることなくある特定のエリート集団、政府などが独占してしまったらどうなるのか?

 

多くの人はエリート集団や政府のような有能な

人に任せれば全てはうまくいくと考えるかもしれない

 

何故なら自分たちより頭の良い人

国を代表する人がやっているから

間違うことはないと考えるのではないか

 

しかしもしそんなことが実際に日本という

自由資本を行う国で起こってしまったら

必ず悲惨なことが起きる

 

これは共産主義社会で証明済で、

国民が大きな犠牲を払わなくてはいけなくなる

 

では何故そんなことが起きてしまうのか?

 

先程言った通り

市場というのはあらゆる情報が瞬時に織り込まれると言う機能がある

 

市場の機能というのはあらゆる情報を織り込んで短時間で価格を形成していく

 

しかし独占された市場におけるエリートたちが

少ない集団のみで重要な情報を分析して

短時間で価格に反映することは果たして可能だろうか?

 

現実的に考えて不可能であることは容易に想像ができると言える。

 

また市場の価格を形成する際

エリートや政府は私利私欲を完全に無くして

実行できるのだろうか?

 

きっとこれも今の日本を見ても無理であろうことは容易に想像ができそうだ。

 

権力の上の人というのはよっぽどの自制心がなければ私利私欲の並みに飲み込まれ

自分が儲かることができれば

市場を自分の自由に動かして構わないと思ったり

国民のことなどどうでもいいと考えに行き着く可能性がある

 

よって市場というのは

エリート達や政府など少数の人達では扱うことのできない奥深いものである

 

まとめ

・市場は多くの投資家の立場、考え、予想など

 が一瞬で織り込まれ価格を形成する

・市場は大多数の人の異なる意見、考え、予想

 が織り込まれることに意味がある

・エリート集団が大多数に変わって市場を支配

 することはできない