棚卸資産の罠

棚卸資産は文字通り、貸借対照表において資産として計上されます

 

資産なので、売れればお金に変えることができるのですが、

 

余ってしまえばただの在庫となってしまいます。

 

一旦製造したものや仕入れたものは

棚卸資産として計上され、

そのうち売れた分だけ売上原価として費用となるのです。

 

つまり

製造したモノ、どこかから仕入れたものをまとめて棚卸資産という倉庫に入れられ、注文が入ったら倉庫から売れた分だけ発送されるようなイメージ

 

会社の損益計算書上で一見利益が出ているようにみえたとしても、

貸借対照表の資産の部で棚卸資産が増えていたら要注意です

 

売れ残っていて全くお金に換金できてない可能性があるから

 

特に売上高が前年と比べて下がっていて、棚卸資産が増えていると言う場合は

商品が売れ残り、不良在庫を抱えている可能性が大いにあります。

 

不良在庫を抱えてしまうと、

旬な時に売らなければ、在庫の価値が下がってしまったり

もしかしたら良い状態に保つために維持費もかかるかもしれない

最悪売れなかったら邪魔なので、処分する費用もかかるかもしれない

 

 

だから貸借対照表棚卸資産損益計算書の売上高は気をつけてみる必要があります

 

まとめ

棚卸資産貸借対照表では資産側に分類される。

棚卸資産とは製造したまたは仕入れた商品は一旦全て計上され、売れた物だけ売上原価となる。

貸借対照表損益計算書らセットでみるべし

棚卸資産の増加は不良在庫の可能性あり