自己資本比率の罠

自己資本比率は高ければ良いと言うわけでなない。

 

自己資本比率は一般的な解釈は会社の安定性を確認するための指標であることが多い。

 

確かに自己資本比率=純資産/総資産だから

 

総資産の中に、どれだか返さなくて良い、または今までの稼ぎの蓄積がどのくらいの割合存在するかを示している。

 

つまり資金繰りで苦しくなったとしても、体力がある会社であると言うことが言える。

 

しかしはたして純資産が多ければ良いのか?

 

それは一概には言えない。

 

バランスシートの右側半分に表示されている負債や純資産は資産の調達法であり、それぞれ調達コストがかかる。

 

負債と純資産と調達コストを比べると、特に今は金利が低いので、純資産の方が調達コストが高いのである。

 

つまりあまりにも高い自己資本比率の会社は調達コストに苦しむ可能性がある。

 

だから会社は資産つまり、資産による運用で調達コストよりも高い利益を出さなくては行けばいことがわかる。

 

株の銘柄を選ぶ際は単純に自己資本比率が高いから安定した会社なんだ

と判断するのではなく

きちんと利益を出せる会社なのかも判断できなくてはいけない。

 

まとめ

自己資本比率が高いだけでは安定した会社と言えない

自己資本比率が高いと言うことは調達コストが高い

自己資本比率が高いだけでなく、その企業がきちんと高い利益を出せている中が重要になる。