市場のランダム性
市場を予測することはできない。あるのは確率のみ
ネットの広告や、書店に売っている本で、〇〇必勝法などと書かれているモノを見たことがある人は大勢いると思います。
しかし株式相場の原理で言うならば、必勝法、勝てるパターンは存在はしない。
なぜならば、市場というのは大方ランダムであるからである。
市場はランダムであるから、買った株が上がった、下がったというのは1/2の確率であり
勝つも負けるも運次第なのである。
これを効率的市場仮説と言います。
この市場の原理を知っていると巷に溢れている必勝法とか、必ず勝てるなどと謳っている本や広告、ネット商材はどれも怪しいものであり、相場の本質ではありません。
投資詐欺にも引っ掛かることが無くなります。
なぜなら詐欺のほとんどは確実に少額でもリターンを得られる必勝法だと謳っているものがほとんどなので、効率的市場仮説に反していることがわかると思います。
仮にその必勝法とやらで一時的には勝つことができたとしても、
長期的に勝つことは非常に難しくなります
なぜならそれが使えるのは少数派のみが知っている状況であり、
多数派に知れ渡った瞬間にその必勝は廃れてしまうことになります。
これが効率的市場仮説の怖さでもあります。
しかし市場は完璧には効率的にはならず、わずかであるが市場には歪みが生じることがあります。
それを誰よりもいち早く見つけることが、勝つための条件となります。
しかし誰よりも早く歪みを見つけたとしても必ず勝てるわけではなく、
先ほど言ったように市場の本質はランダムであるために負ける可能性だって十分にあり、あくまでも歪みを見つけたということは勝つ可能性が負ける可能性よりも高いという勝つ確率を上げることに繋がるということなのです。
よって市場においてあるものは勝つためのただ1つの絶対的な真理でなく
確率のみだけである。
まとめ
・投資において必勝法や、勝てるバイブルなどは存在しない。
・市場の本質はランダムであるので、どんな優れた手法でさえ、それは運で買ってきたに過ぎない。
・市場で存在するのは絶対的な勝つ真理ではく、確率である。