貸借対照表からみた企業の安定性

流動比率をみて企業の安定性を判断せよ!!

 

株の銘柄選定をする上で企業の安定性を確認することは非常に重要です。

 

なぜならせっかく銘柄を選択しても、選択した企業が潰れてしまえば、株は紙切れ同然。

 

紙切れならば、尻を吹いたり、鼻をかんだりできますが、

 

今は現物なんて手元にありまあせんから、ただ大切なお金がなくなるだけです。

 

では何を指標に考えればいいのでしょうか?

 

答えから言うと

 

流動資産/流動負債=1以上が目安になります

 

簡単に言うと、直ぐに返済しなければいけない借金よりも、即金のある現金同等物の方が多い

 

と言うことになります。

 

この流動資産/流動負債の割合を流動比率と言いますが、これが高いほど安定していると

 

言えます。

 

株で話すとわかりにくいですが、自分がお金を貸す立場で考えるとわかりやすいです。

 

1000万円の借金があるけれど、現金、株、土地、総額1,000万円以上ある人Aさんにお金を貸すのか?

 

それとも1000万円の借金がある、現金、株、土地総額800万円のしかないBさんにお金を貸すのか?

 

あなたならどちらにお金を貸した方が、確実に返済されると思いますか?

 

 

普通に考えてAさんに貸した方が確率的には高そうですよね?

 

今度は1000万円の借金をしていて総資産1000万円のAさんと

 

2,000万円の借金をしていて総資産1000万円のBさん

 

どちらに貸した方がいいのかを考えるなら、

 

これまた普通に考えるともちろんAさんですよね?

 

これと同じことを株の銘柄を選ぶ際には考えた方がいいよと言うことです。

 

会社が潰れる時というのは借金、つまり負債を返せなくなった時なのだから、

 

いつでも返せるような状況つまり負債<資産であるということが安心材料に繋がるのですね

 

本当はもっと流動資産の部分が細かくはなるのですが、今回はここまでとします。

 

ありがとうございました^^