中央銀行の独立性

中央銀行と政府はどんな関係であることが理想なのでしょうか?

 

基本的に中央銀行と政府は独立した関係であることが望ましいと言えます

 

これから詳しく説明をしていきますが

 

なぜならそれぞれのミッシュンや思惑が中央銀行と違うからです

 

日銀のミッションは急激なインフレを抑えること

 

なぜなら急激なインフレが起こると、現金を持つことに意味がなくなり紙切れ同然になってしまう恐れがあります

 

第一次対戦後のドイツが当てはまりますね

 

急激なインフレ状態を対応し立て直すことは非常に難しい

 

だから少しでもインフレの兆候があるときは金利を上げることで

経済の行き過ぎを抑えて

急激なインフレを抑えようとするのです

 

隙があれば金利を上げたいと考えるのが日銀の思惑なのだ

 

一方で政府の場合はと言うと

 

金利を下げたいと思っているのが本音です

 

なぜなら低金利なら積極的に事業を行うことができるし

政府の借金である国債をジャンジャン発行しても金利が低いため負担になりにくい

また低金利の場合、積極的な事業を行うことが背景から景氣が良いことが多いので、選挙の時も有利に進められる可能性があります

 

日銀に圧力をかけてでも選挙に有利になるために低金利でいて欲しいのが政府なのである

 

しかし今現在景氣は悪くなる一方で、

物価は下がり長期のデフレが続いています

 

長期的なデフレの影響によって企業の売り上げは下がり

それと同時に個人の所得も下がります

借金をしていれば借金にあてるお金が当然少なくなることから

返済が滞り、いつになっても借金の返済が終わらないと言う悪循環に陥ってしまいます

 

実際に住宅ローンの返済に困って自己破産する人がコロナの影響もあってさらに増えてきています

それに伴い自殺率も上がっているのでかなり問題は深刻化しています

 

デフレを脱却するために中央銀行

ゼロ金利政策と打ち出すと同時に量的緩和を実行して

市場にお金が回るような政策を行なっているのですが

実際有効性は微妙なところではあります

しかし心理的な安定材料となっていることは一定の評価ができることは確かです

 

中央銀行、政府の思惑があるは理解できるが

最終的には国民が安心して暮らせるように市場をコントロールすることが大切で

どちらか片方でも私利私欲に流れてしまえば、意味のない政策になりかねません

 

だから中央銀行は経済状況に合わせて柔軟で、適切な政策をしなくてはいけません

 

まとめ

中央銀行の独立性は保たれなければいけない

中央銀行金利を上げてインフレをコントロールしたい

・政府は金利を下げて自分が有利に働くようにしたい